入れ歯の種類と特徴を専門家が徹底比較

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「入れ歯ってどれを選べばいいの?」という疑問に答えるため、この記事ではあらゆる入れ歯の種類を徹底解説します。 レジン床義歯や金属床、ノンクラスプデンチャーからインプラントデンチャーまで、それぞれの特徴、メリット・デメリット、 費用感、適応ケースなどを詳しく比較。見た目・快適性・耐久性・予算など、自分に合った入れ歯を選ぶための決定版コラムです。

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【目次】

  • 1. 入れ歯の基本構造と分類
  • 2. 各入れ歯の詳細解説
    • 2-1. レジン床義歯(保険対応)
    • 2-2. 金属床義歯
    • 2-3. ノンクラスプデンチャー
    • 2-4. アタッチメント義歯
    • 2-5. クリアクラスプ義歯
    • 2-6. 軟性裏装義歯(シリコン義歯)
    • 2-7. インプラントデンチャー
  • 3. 各入れ歯の比較表
  • 4. 入れ歯の選び方と相談のポイント
  • 5. よくある質問(FAQ)
  • 6. まとめ:あなたに最適な入れ歯は?

1. 入れ歯の基本構造と分類

入れ歯には「総義歯(フルデンチャー)」と「部分義歯(パーシャルデンチャー)」の2種類があります。 失った歯の本数、顎の骨の状態、残っている歯の数や健康状態に応じて適した義歯が選ばれます。 また、素材や構造によっても様々な分類が存在し、それぞれにメリット・デメリットがあります。

2-1. レジン床義歯(保険対応)

保険適用で最もスタンダードな義歯です。床部分がプラスチック製で厚みがあり、耐久性や装着感では他の自費義歯に劣りますが、安価で多くの人に対応可能です。その他、保険適応の中から熱可塑性樹脂アクリル義歯がございます。熱可塑アクリル義歯の方が強度がつよく、適合(装着感)がよいとのお声が寄せられています。

2-2. 金属床義歯

コバルトクロムやチタンを使った入れ歯で、薄くて軽く、熱伝導も良好。装着感・耐久性・快適性のバランスが非常に優れていますが、自費治療で高額となりますが長期的かつ快適にご使用いただけます。  特にチタンは生体親和性が高くアレルギーなどの心配が最も少ない金属です。非常に軽い特徴があり、手に持っても重みを感じないほどチタンは軽量となります。とてもお薦めの入れ歯ですが、歯科医院によって金額や技術が大きく異なる為、信頼できる歯科医院で依頼することをお勧めします。

2-3. ノンクラスプデンチャー

クラスプ(金属のバネ)を使用せず、ピンク色や透明の樹脂で審美性に優れた義歯。審美重視の方に人気です。メインの義歯として使用する方もいれば、人と会うときなど、時と場所を限定して使用される方もいます。 金属床と組み合わせることでより耐久性が増し、長期的に使用できる設計もございます。

2-4. アタッチメント義歯

バネの代わりに磁石やボタンのような精密装置(アタッチメント)で固定する義歯。見た目が自然で安定感も抜群です。ただし自費治療となるため注意が必要です。                     

2-5. クリアクラスプ義歯

透明な樹脂クラスプを用いることで、審美性を向上させた義歯。従来の金属クラスプよりも目立ちにくく、自然な印象を与えることができます。さきほどのノンクラスプデンチャーのバネが透明色になった義歯となります。

2-6. 軟性裏装義歯(シリコン義歯)

入れ歯の内面に柔らかいシリコン素材を使用。粘膜が弱い人や痛みが出やすい方に優しくフィットします。入れ歯安定剤を毎回使用する手間がなく、内面が柔らかい素材の為、装着時の痛みも大幅に軽減されます。種類がいくつかあるので歯科医師などに耐久性や保証についてはしっかり確認する事をお勧めします。

2-7. インプラントデンチャー

数本のインプラントを土台にして義歯を固定する方法。ズレない・しっかり噛める・違和感が少ないなど多くのメリットがあるが、高額で外科的手術を伴います。歯科医院によって技術や金額が大きく異なるため、事前に多くの情報を調べた上で信頼できるクリニックでお願いすることをお勧めします。

3. 各入れ歯の比較表

入れ歯の種類審美性装着感耐久性費用特徴
レジン床義歯◎(保険)保険対応。厚みあり。
金属床義歯△(自費)薄く快適。高額。
ノンクラスプ△(自費)見た目◎。修理不可。
アタッチメント△(自費)固定力◎。技術必要。
クリアクラスプ△(自費)クラスプ目立たず。
シリコン義歯△(自費)痛みにやさしい。
インプラント義歯△(高額)安定性最高。

4. 入れ歯の選び方と相談のポイント

・見た目を重視 → ノンクラスプ、クリアクラスプ
・快適性を求める → 金属床、シリコン裏装
・ズレない義歯が欲しい → アタッチメント、インプラント義歯
・費用を抑えたい → レジン床義歯、熱可塑性アクリル樹脂(保険対応)

5. よくある質問(FAQ)

Q1. 入れ歯は何年くらい使えますか?
→ 定期的にメンテナンスすれば5〜10年は使用可能です。(自費の場合は更に耐久性が高い場合があります)

Q2. 保険と自費の入れ歯で何が違う?
→ 素材・快適性・見た目・耐久性に違いがあります。

6. まとめ:あなたに最適な入れ歯は?

入れ歯の種類と特徴をしっかり理解し、ライフスタイルや口腔内の状態に合った選択をすることが重要です。 歯科医師・歯科技工士とよく相談し、後悔のない義歯選びをしましょう。

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