差し歯選びで後悔しないために、歯科技工所の視点から正しい知識と最新情報をお届けします。
1. 差し歯とは?構造と基本情報
差し歯は、虫歯や外傷で歯の上部が失われた際に、根の部分を土台にして被せ物を装着する治療方法です。「クラウン」とも呼ばれます。
2. 差し歯の主な素材と特徴
差し歯に使用される主な素材には以下があります。
- ジルコニア:強度・審美性に優れる
- オールセラミック:自然な透明感
- メタルボンド:金属フレーム+セラミック
- ハイブリッドレジン:レジン+セラミック粉末
- 銀歯(保険適用)
3. 差し歯の種類別メリット・デメリット
素材 | 審美性 | 強度 | 費用 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
ジルコニア | ★★★★★ | ★★★★★ | 高額 | 変色しない・硬い |
オールセラミック | ★★★★★ | ★★★★ | 高額 | 自然な透明感 |
メタルボンド | ★★★★ | ★★★★★ | やや高額 | 金属使用 |
ハイブリッド | ★★★ | ★★★ | 中程度 | 保険外でも安価 |
銀歯 | ★ | ★★★★ | 安価(保険) | 目立つが丈夫 |
4. 前歯と奥歯で選び方は違う?
前歯は審美性が求められるためセラミック系素材が主流。奥歯は噛む力が強いため耐久性の高い素材が推奨されます。
5. 保険適用と自費診療の違い
保険適用は銀歯など限定された素材が使用可能で、費用負担は軽いが審美性に劣ります。自費診療は素材の自由度が高く、より自然な見た目や耐久性を実現できます。
6. 素材別比較表
昨今では適合面(装着精度)や強度の面からジルコニアを選択されることが増加しております。 詳しい比較は上記の表をご参照ください。
7. 差し歯の寿命と長持ちのコツ
素材によって差はありますが、一般的に5〜15年が目安。日々の丁寧なブラッシングと、定期的な歯科受診が寿命を延ばします。
8. 後悔しない差し歯の選び方
価格や見た目だけで選ばず、自身の噛み合わせ、体質、アレルギー、長期的なメンテナンスを含めて歯科医師と相談しましょう。
9. 歯科技工所からのアドバイス
同じ素材名でも製作技術により仕上がりが異なります。信頼できる歯科医院・技工所での製作が重要です。 またクリニックによって取り扱う種類や費用が大きく異なります。 ご自身に合った最適な選択をするためにも、事前調査などを念入りにしておくことをお勧めします。
10. よくあるQ&A
- Q:ジルコニアは割れませんか?
A:非常に硬く割れにくい素材です。 - Q:銀歯は体に悪い?
A:金属アレルギーの可能性はありますが、一般的には安全です。
差し歯に悩んでいる方は、ぜひ「お口のお店」などで製品情報や技工所監修製品の違いを確認してみてくだ

製品情報|株式会社シケン
クラウン・デンチャー・インプラント・矯正など自費・保険共に幅広いラインナップをとりそろえています。

お口のお店 | 株式会社シケン
お口のお店は株式会社シケン(歯科技工所)が運営するオーラルケア専門ショップです。入れ歯洗浄剤、マウスピース洗浄剤、アイオニック歯ブラシをはじめ、オーラルケア関連の商品を主に販売しております。株式会社シケンはあらゆる歯科技工物を制作し歯科医院向けに販売しており、歯科技工のプロがおススメする安全で質の高い製品をお届けいたし...
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